止水バーンとは
止水バーンは、①事前工事不要、②すぐ設置できる(約8秒)、③女性1人でも楽々(軽量、簡単)という特徴を持つとともに、 高い浸止水の能力とローコストを実現した止水板です。
突然のゲリラ豪雨等による被害が増えつつある昨今、店舗や事業所の出入口だけでなく、ご自宅玄関等の浸水対策用品としても最適です。
浸水防止能力が高いタイプの止水板は、その設置前にドア枠等の事前工事が必要となります。
止水バーンは、事前工事も不要、取付に際しての工具類も不要です。
ゲリラ豪雨の対策は初動が第一。取付に手間取るタイプの止水板では、浸水の恐れに気付いてからの設置では間に合いません。
止水バーンなら、急なゲリラ豪雨にも約8秒で対応。イザというとき、本当に役立つ防災グッズです。
止水バーンは、止水能力が高い止水板としては異例なほど軽量です。
雨が強くなってきた、浸水する!?と不安を覚えたとき、女性1人でもすぐ簡単に設置出来てしまいます。
取付動画
工事不要、8秒で、女性1人で簡単に。
本当かな?理想条件を並べているだけでは?あまりにも都合良すぎない?
もし、ちょっとでもそう思ったら。是非、取付動画でその事実をご確認ください!
私たちの挑戦 ~止水アーチ形状~
01防災がテーマに加わった
わたしたちTRADは、長年に渡り大手自動車メーカー等の新商品開発プロジェクトに参画し、 特殊な形状や素材を伴う新機構の試作製作を支えてきた専門企業です。
そして、今日の年を追うごとに増しつつある異常気象や自然災害の問題は、 大手メーカーからの特殊な委託を業としてきた私たちにとっても積極的に課題解決に向かうべきテーマとなってきました。
02浸水の被害と対策方法の欠点
見渡すと、ゲリラ豪雨等の浸水によって店舗や工場が甚大な被害を受けていることに気付きました。
様々な止水板をよくよく調べてみると、浸水/防水能力を高めるための強度アップが重量増をもたらしていることが分かりました。
つまり、重量増に伴って運搬や設置の労力と時間も増加し、よって、不意打ち的なゲリラ豪雨に間に合わなかった等の実態が浮かび上がってきたのです。
03軽くて能力の高い止水板が欲しい
それなら、軽くても止水能力が高い止水板があればいい。女性1人で運べるくらいに軽く、しかも簡単に設置ができて、さらには安く製造できて。。。
性能は高い、軽い、簡単、安価。そんな都合よい条件のオンパレードを全て同時に成し得るか?
私たちには自信がありました。自動車メーカーからの過酷なほどの軽量化、高剛性化、コストダウンの要求に応えつづけてきたノウハウを活かせば必ずできる!
そう考えました。そして、ついでに事前工事不要・設置時工具不要という条件も付加しました!!
04止水アーチ形状の考案
先人の知恵に学ぶ。これは本業としてきた受託試作/受託製作の際にも心掛けてきたことです。誰から学ぼう?どこから学ぼう??
そう考えていたとき貯水ダムに行き当たりました。ダムに使われている様々なノウハウは、人類と水との戦い、水との共存の歴史でもあります。
ここに使われている技術なら、今回の私たちのテーマに相応しいはずだ。ダムのアーチ形状を採用しよう!
各種ダムの形状検討と、最新の構造解析シミュレーションによる最適形状の探索が始まりました。
05止水バーン誕生
なんとか形状が決まりました。ここまで来れば後は簡単、、、とは言えないまでも、どんな形状でも軽量かつ高剛性に、そしてコストダウンを実現してきた 経験がものを言いました。
軽い、止水能力も高い、設置も簡単、そして安い。ついに基本設計が完了し止水バーン誕生へと至りました!
ご参考
- 国土交通省「河川砂防技術基準 設計編 技術資料 第2章ダムの設計」
- 国立研究開発法人科学技術振興機構 J-STAGE「アーチダムの単独アーチとしての解法の提唱」
- 寒地土木研究所「豊平峡アーチダム及び基礎の構造設計に関する一考察」
- 九州大学「砂防アーチダムの設計計算に関する研究」
- 東京大学学術機関リポジトリ「アーチ・ダムについて」
止水バ~ンは上記例などの多数のダムアーチの研究成果や、 当社の長年に渡る自動車エアロパーツ・外装部品の設計製作ノウハウを融合しました。
ダムと自動車外装では流体速度(低速 or 高速)や装置の重厚度(重厚 or 軽量)などの大きな差異があり、 いずれか一方の知見だけでは最適な造形が不可能だったからです。
※学術的には高速流体とはマッハ数(流速÷音速)が0.5以上の流体を指し、通常運転の自動車周りの空気は高速流体とは言いません(時速300km/hでもマッハ数は0.245程度)。
止水板比較
止水板の種類は「土嚢」「フィルム」「簡易止水板」「止水パネル」 の4種類に大別され、この分類上、『止水バーン』は「簡易止水板」に分類されます。
土嚢
工事:不要
漏水:大
労力:大
最も見慣れた止水方法だが漏水が多く、
少なくても10個~30個以上必要等の問題がある。
フィルム
工事:不要
漏水:大
労力:小
便利な止水方法である一方、漏水は多く
土嚢とセットで使うことが望ましい
簡易止水板
工事:不要
漏水:中
労力:小
形状:ストレート
比較的楽に設置できる商品も多いが止水能力に問題がある。
止水バーン
工事=不要
漏水=小
労力=極小
形状=アーチ
もっとも楽に早く設置できる。止水能力も高い。
『あっ!』と思ってからでも間に合う唯一の商品。
止水パネル
工事=必要
漏水=小
労力=大
形状=ストレート
一般的に止水能力は高いが漏水が無い訳でもない。
事前工事が必要で設置時には手間がかかる。
取付方法
止水バーンの取付は至って簡単!大雨・ゲリラ豪雨での浸水の恐れを感じたら出入口に止水バーンを持って行き、両サイドを枠に固定するだけ。 すぐに、楽々設置できますので通常の止水板だと全く間に合わないタイミングでも被害を防止できるのです。
1. 取付場所に運びます
2. ドア枠の一方に取りつけます
3. 同様にして他方に取りつけます
4. ハイ完了(約8秒)
価格
寸法(cm) | 価格(税別) | 備考 |
---|---|---|
~90 | ¥80,000 |
標準カスタム費(込)
|
~120 | ¥90,000 | |
~150 | ¥135,000 | |
~180 | ¥152,000 | |
~210 | ¥162,000 | |
~240 | ¥172,000 | |
>240 | ASK |
お客様の声
間に合いました
すぐに設置できるとの宣伝文句は本当でした! 浸水しそうだと気づいてから慌てて設置することにしましたが 難なく設置完了。浸水を見事食い止めてくれました。 ありがとうございます。
1人で出来ました
我が家は女所帯なのでイザというときの不安が多いです。 女性1人でも楽々と聞いて購入しておいたのですが、 これが大正解。1度予行演習しておいた事もあって、 一人で焦らずに設置することができました。
営業を続けながら
止水バーンは、出入口を殺さないので止水しながら営業を続けられました。 自店舗を守れただけでなく、 近隣の方へのサービスも継続できましたので、ちょっと誇らしかったです。 さっそく未導入の店舗にも導入しておきました。